私の人生を生きるために

50代になり、毒親育ちだったと気づいた人のブログ

繰り返される夜中の夫婦喧嘩

小さい頃は平屋に住んでいて、一番奥の畳の部屋に布団を4、5枚敷いて家族で寝ていた。

夜中に甲高いはげしい口調の声で目が覚めることが時々あった。

夫婦喧嘩である。

時々、廊下を足音を忍ばせて歩き、
両親が喧嘩をしている「茶の間」を覗きに行った。

両親はコタツを挟んで対面で座り、母はコタツの板を激しく父の胸にぶつけるように押しながら、叫んでいる。

内容はわからないが、一方的にまくし立てる母の鬼の形相は私を震え上がらせた。

妹と弟よりも年長の私は、彼らよりもたくさんこの夫婦喧嘩に気づき、暗い気持ちで暮らしたと思う。

夫婦喧嘩はその後も現在まで果てしなく繰り返されている。

幼い頃の子どもにとって、両親の激しい喧嘩は自分の存在を否定し、脅かすものである。

しかも一番上の子は、「両親の危機的状況」のたびに下の子を守らなくてはと思うのだ。

そのために、喧嘩の最中に割り込んだり、母に謝ってみたり、仲裁もどきのことをしたり、
自分を犠牲にして、自分をピエロにして、
家庭の平和のために動くものなのだ。

たぶん、その方法は間違っていたと思う。
でも、それ以外の方法って何?

どうすれば、お母さんとお父さんは仲良くしてくれるの?

お母さんは、私にお父さんの悪口ばかり言うけど、子どもからみたらどちらも親なんだよ?
どうしてそれがわからないの?

子どもの頃に感じた溢れる想いは、今でも鮮やかに蘇る。そして、基本的には今でも同じ想いなのだ。


「ほんとうは別れたほうがいいと思うわ。でも、離婚したら、あなたたちに迷惑がかかるでしょ。だからあなたたちのために、離婚はできないの」

この言葉に、父を憎んだ 。

でも、違う。

これは、毒親が私を封じ込めるための、無意識のトラップである。

そんなことわからなかったよ。


今は、いっのこと離婚してくれたらいいと思う。
が、あまりに高齢でそのエネルギーもないんだろう。



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